ルイボスティーってなに?第9回 水出し

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お客様からのお問い合わせに「水出しはできますか?」との問いがあります。
まずいくつかの角度から答えを出すことができます。

まず、物理的には「可能です」。
これはどのようなお茶でも、できるかできないか、という物理的な疑問であれば、水出しをすることはできるのです。ただ、味が良いか、ポリフェノールが抽出されるのか、は別です。
何度か試していますが、多少色は出るにしろ、あまり美味しくはありません。南アフリカの方たちにも聞きましたが、おすすめはしないようです。

蒸気殺菌をしているから出せる、という説があります。
実を言いますと、日本に入ってくるおそらく90%以上のルイボスティーは植物防疫の観点から高圧蒸気殺菌処理をされています。
この10年、当社が購入した何百トンのルイボスティーで高圧蒸気殺菌処理されていないものはありませんでした。
ほとんどすべての茶葉に高圧蒸気殺菌処理がされているので「高圧蒸気殺菌処理があるため、お茶が出る」というのは考え方としては難しく、なにか他の加点があるのでお茶が出るのだと思います。

そうなると販売側からの水出しの考え方としてはこうなります。
1. そのままで水出しを勧める…結果としては今一つ
2.よく出るように粉を加える…ダストという粉砕後に出たルイボス粉があります
3.焙煎をする…麦茶やほうじ茶と同じ考え方で焦がした味をお茶と考えることです
4.水出しをお勧めしない…パウダーをお勧めする

当店の考え方は4で、今後画期的な方法を開発するまで水出しはお勧めせず、すでに長時間煮沸でポリフェノールがたっぷり抽出されている茶をエキス化したパウダールイボスをお勧めするようにしています。

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